甘党の店 竹酔堂は「魚津のソウルフード」
「甘味メニュー」から始まって、
「特注の太麺の焼きそば」と「お好み焼き」が
市民の「お腹」と「心」を満たしてきました
魚津市役所と道路を挟んである「甘党の店 竹酔堂」は、魚津のお店の中でも大人気の老舗のお好み焼き店です。
お昼時には家族連れや仲間連れで賑わい、夕方前からは近くの高校の学生たちが立ち寄ります。
創業当初は、「京都の茶道具」も売っていた?!
初代故杉森清さんが、電鉄魚津駅近くで竹酔堂を開業したのは昭和31 年の秋でした。
奥様の発案からの「甘味のメニュー」と、ご主人の嗜みが高じての「茶道具のお店」の組み合わせという一風変わった趣向のお店としてスタートしました。
おいしく豊富な甘味メニューが評判となり、開店当初から賑わったと言います。
また、本格的な茶道具を求めて、家元の方々もよくお店を訪ねられました。
その後、「焼きそば」と「お好み焼き」のメニューを加えると、「自分で調理できるお店」として評判が広がり、ますます繁盛していったのです。
三代にわたり受け継がれているこの店この味!
やがて二代目の雅一さんに代替わりすると、お店は現在の魚津市役所前に引っ越し、奥様と二人三脚でお店を盛り立てて「魚津になくてはならない甘党の店」に育て上げていったのです。
そして三代目の一仁さんも加わり、竹酔堂からは今日もお客様の笑い声とジュージューと鉄板が焼ける音が聴こえてきます。
「焼きそばの奥儀」ココにあり
特注のコシのある太麺だから出来るこの焼き方!
使い込まれた鉄板に油を敷き、熱くなったことを見計らって、肉と野菜に塩胡椒をしながら炒めて一旦鉄板の端に寄せます。
次に麺をなるべく重ならないように広げて、万遍なく麺同士がくっつかなくなるまで丁寧に焼きます。
麺が良く焼けたところで、肉と野菜を麺と絡めて、全体が鉄板にくっつかなくなるまで、何度もひっくり返して広げて焼き、水分が飛んでサラサラの状態になるまで焼きます。
いよいよソースの出番です!
焼き上がりが完璧だと、ソースをかけた「瞬間にジュワッ~」の音、焼きが足りないと・・・・、「時間差でジュワ~」となります。
これぞ、初代から受け継がれている「焼き方の奥儀!」
「茶の道」にも通ずるところがあるのかもしれません。
待ちに待った楽しい会話と笑顔が広がる「幸せのお昼ご飯」です。
デザートは豊富な甘党メニューからお好みのパフェを選んで大満足。
「竹酔の味」は、時の流れと人の温もりが感じられる名店です。
IMFORMATOIN
甘党の店 竹酔堂
- 住所
- 富山県魚津市釈迦堂1-7-18
- 電話
- 0765-24-2222
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 毎週水曜日